製作事例: 医療器具のバフ研磨

1. バフ研磨とは

当社では、職人によるアナログ加工を重視し、社内工程として大事に育ててきました。

このブログではそのベースとなるマル秘技術を、こっそりとお教えします!

アナログ金属加工の代表格は溶接と研磨加工です。
今回は研磨加工の中で最もポピュラーなバフ研磨についてご紹介します。

バフ研磨とは、回転するバフに研磨材を塗り付けて、製品を押し当てて磨いていく方法です。

使用するバフは、製品や磨く工程(粗さなど)によって異なってきます。

一般的なのは、バフ生地に鉄粉(カーボランダム等)を膠で固めた鉄バフ(エメリーバフ)です。
鉄バフは、サンドペーパーが丸い布地の側面にグルっと巻き付けられているようなイメージを持っていただければ結構です。

カーボランダムの粒度を変える事で#60、#120などの粗さを変えることができます。
また、製品の形状に合うように、予めバフ生地を成形しておくと、様々な形状に対応したバフを作成できます。

この鉄バフこそが、バフ研磨の肝となる道具ですが、現在鉄バフの作成から行っている研磨業者が激減しています。

鉄バフでの粗磨き、中磨きを経て、最後にサイザルバフと呼ばれる麻を編んだバフ生地による仕上げ磨きを行います。

2. 医療器具の研磨例

医療器具は特に、表面の状態が粗かったり、形状が複雑なケースが多いので、粗磨き~仕上げ磨きまで1社で対応するのは困難ですが、当社では全て社内で対応しています。

医療器具は主にステンレスが用いられますが、一部真鍮製のものもあります。

当社でもお受けする研磨加工は99%以上がステンレス製です。

下の写真は、珍しい真鍮製の医療器具の研磨例となります。

医療器具例3

医療器具研磨例1
医療器具研磨例2

いずれも右が研磨前(素材)で、右が研磨後です。

ぼこぼことした凹凸が除去され、全体的に滑らかな状態となっていることがご確認いただけると思います。

表面が整った状態から研磨するいわゆる研磨屋さんは多くありますが、粗磨きで形状を整えながら研磨できる研磨業者はごく限られています。

このような研磨技術は、医療器具だけでなく、食品機械や理化学装置の部品製作などでも生かされています。

研磨加工にお困りの際には、是非当社にご相談ください!

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